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第2回 「かあちゃん、ありがと」 (池田久果さん)

こんにちは、野口嘉則です。

たくさんの方から、「家族への手紙」を投稿していただいて
おります。
ありがとうございます。

2回目にご紹介するのは、神奈川県にお住まいの池田久果
さん(男性)のお手紙です。

亡きお母様に宛てて書かれたお手紙です。

--------------------------------------------------------------------

かあちゃん

あなたがそちらの世界に還って、もう15年になりますね。
あなたの事を1日も忘れたことはありません。

あなたの人生は本当に波乱万丈の人生でしたね。
幼いときに両親を亡くし、あなたは自ら選んで里子にでました。

それから戦争もあり、いろんな苦労がありました。


俺が生まれてたった八ヶ月で最愛の夫を亡くし、
それから俺たち兄弟を育てるために、苦労の連続でしたね。


あなたは、朝から夜遅くまで働きづくめでした。
俺は近くの保育園にオムツを背負って通っていたと、
近所のおばさんに聞きました。


ある夜、あなたは、俺を背負って裏の海岸に行き、
「死んでしまおうか」って、俺に言った事がありますね。
俺も「うん」なんて・・・

でもあの時、よく踏ん張ってくれましたね。
あの時すべてを捨ててしまったら、俺も今ごろ・・・

あなたの強さに感謝しています。


学校にあがって、授業参観やPTAの集まりなんて
一度も来たことが無かったけれど、
運動会のお昼だけはお弁当をもって必ず来て、
一緒に食べてくれましたね。


仕事を無理して抜けてきたこと、
そのあとあなたの姿が見えないことから、
感じとっていましたよ。


発表会で、「俺が模範演技やるから観に来て」と頼んでも、
とうとうあなたは来ませんでした。

近所の人から「立派だったよ」と聞いた時のあなたの横顔は
ニコニコ笑いながらも、なぜかさびしそうで、
俺は「来て」なんて言ったことを後悔しました。


毎年クリスマスには小さなツリーを飾り、
夜には枕元に長靴の中に入ったお菓子を置いてくれていましたね。

翌日、うれしくてその長靴を履き家中歩き回る俺を、
笑顔で見ていたのに、
後々、妻に聞いたところ、
その長靴をとっておいて、毎年お菓子だけ詰め替えていたから、
「壊しはしないか」と冷や冷やしていたそうですね。


当時、時給がいいからと男勝りの仕事を選び、
朝から夜まで働いて、夜なべ仕事に着物の縫いつけの内職、
届けに行くのが俺の仕事でしたね。


ある日俺が、「近所のおじさんにスイカを投げられた」と、
そう笑い話で言ったら、
「貧乏していても、人にバカにされる覚えは無い。
何でそんな事をしたのだか、今から理由を聞いて来い」と、
私を怒鳴りましたね。

暗い夜道を、ショボショボとおじさんの家まで行き、
おじさんは「ごめんな」と謝りました。

今ある環境の中で一所懸命生きているなら、
卑屈にならず胸を張り、誇りを持って堂々と生きればいい。
そうあなたは教えてくれました。


それから月日が流れ、俺も所帯をもち、
あなたと一緒に仲良く暮らせましたね。

今まであなたは俺を信じて、進学も就職も転職も結婚も、
何一つ口出ししませんでしたね。

俺を信頼してくれたおかげで、伸び伸びと人生をおくれました。


あなたが帰天してから妻に聞いたよ。
俺が結婚した年に、修学旅行費の分割支払いが終ったそうですね。

最後まで黙っているなんて、何を篤い使命感に燃えてんだよう。


俺の事はもう大丈夫、そう思って親父のところに還っていったの
ですか?
親父、おふくろを褒めてやってくれただろうな。


かあちゃん、もし俺に「苦労かけてすまなかった」なんて
思っていたなら、それは違うよ。

俺はあなたと親父のおかげでこの世に生んでいただいて、
たくさんのことを学ばせていただいてることを、
本当に感謝しています。


かあちゃん、ありがと。  むすこより

追伸
今度生まれてくるとき、俺の娘として生まれてきてください。
こんどは幸せな人生を送ってほしいから。

第2回 「かあちゃん、ありがと」 (池田久果さん) へのコメント(全17件を古い順に掲載)

コメントNo.1|2007年07月19日 20:56

心に響きました。
涙が止まりませんでした。

大事なことに気づかせてくれてありがとう。

コメントNo.2|2007年07月19日 21:24

池田様
胸を揺さぶられるようなお母様へのお手紙、読ませていただき有難うございます。本当に親の愛情とは、この上なく強く美しく有難いものだと改めて教えていただいたような気がします。第三者の勝手な感想ですが、一言言わせて頂きたくて投稿します。お母様のご苦労は計り知れない程のものですが、池田さんも幼少の頃から寂しい想いや辛い経験をされてきたのでしょうね。けれども、そんなご自身の経験を通し、そしてお母様の生き方を通して、たくさんのことをしっかり学びとって成長されてきた息子さんは、お母様の誇りだったに違いありません。お母様のご苦労は、池田さんが今幸せに生きていることで実んでいると思いますし、人一倍ご苦労の多い人生だったとしても、お母様の人生はきっと幸せなものだったと思います。

コメントNo.3|2007年07月19日 22:59

読みながら涙がすうっと頬を伝わりました

久果さんのおかあさん・・・

久果さんはしっかり貴方の姿を見ておられます

すばらしい母としての姿を 息子さんを通して教えていただきました

ありがとうございます

今度生まれ変わるときは、
どうぞ 久果さんの娘さんとして 生まれてきてくださいね・・・

どうぞ ゆっくりとおやすみください・・・

ありがとうございます

コメントNo.4|2007年07月19日 23:02

 読ませていただきました。

半分位読んだところで涙が出てきて・・・

鼻水も出てきて・・・

なんだか素直な気持ちというか、純粋な気持ちになったよう 
な・・・。

とにかく、とにかく、感動して勝手に涙が出たんだ!


 でも、俺ってこんなに涙もろかったっけ?

いや、そんなことなかったとおもうけどなー(自問自答)

コメントNo.5|2007年07月19日 23:04

こんな優しい息子さんを持ったお母様は、とっても幸せな人生だったと思います。本当に。

コメントNo.6|2007年07月20日 00:49

涙が込み上げてきて、胸が熱くなりました。
もしかしたら私の母は、
「まだ安心して帰れない」のかもしれないと思いました。
「まだ私を鍛える必要がある」のかもしれない・・・
初めてそんな風に思いました。

俺も、おふくろに
「今度は娘として産まれてきてくれ」
って言えるようになりたい。
そう思えるようになりたい。

両親に感謝できるって本当に素晴らしいですね。
ありがとうございます。(-人-)

コメントNo.7|2007年07月20日 22:25

池田さんへ
あなたの手紙を読んでいて 涙がす~っと流れました。
それはね、がんばった中に 幸せが見えるからなんです。 
もしかして、お母さんは あたなたが居たから 堂々と愛することや 自分にできるいろんなことを 行動してこられたのではないでしょうか。。。
そんな風なことは きっと お母さんにとっても、 もちろん お幸せだったことでしょう。
自分一人だったら 到底できそうにないことでも 「この子が居てくれるから」と思うだけで 母はがんばれちゃうってことがあったんだろうな~。。。
きっと お母さんは いつも 「あなたのおかげ」って 思って見えたと 思うんです。
これからも お幸せに ♪

コメントNo.8|2007年07月20日 23:09

☆野口さんへ☆
お忙しい中、第2回目の
感動の配信を、ありがとうございます。


☆池田さんへ☆
働き者で、頑張りやさん。
優しく素晴らしい、お母様でしたね。
そして、池田さんは、
お母様の背中を、しつかり見て
その全てを、受け継いでいらっしゃいますね。
娘さんとして、お母様との再会。
きっと叶いますょ☆




コメントNo.9|2007年07月25日 09:02

朝からとても感動的な文章を読ませていただきました。
このお手紙からは光が放たれてますね。
たくさんの方を感動させて、心の闇に光を放ってくれていると思います。
野口さんの活動や、このようなホームページを作ってくださりありがとうございます!
この世がどんどん良くなっていく現象を強く感じました!
ありがとうございます。

コメントNo.10|2007年07月26日 13:34

池田さんのお母さん

ほんとうに、ご自身の後姿でお子さんを育ててこられたんですね。

素晴らしい生き様で。。。

感動で、涙しました。

私も2人の女の子の母ですが、まだまだです。

言うんじゃなくて、自分の成長を見せての子育てが出来る様、

前進していきたいです。

ありがとうございました!!!

コメントNo.11|2007年07月27日 20:20

池田さんのお手紙を読んで涙があふれてきました。

親が育ててくれたおかげで今の僕がいるんですよね。

そのことに思いを馳せ、親不孝だった自分が悔やまれました。

さっそく田舎の両親に手紙を書いてみようと思います。

今からはぜったい親孝行します。

ありがとうございました。

コメントNo.12|2007年07月28日 16:29

今日、お母さんとお父さんにはそれぞれ役目があるという話を聞いてきました。

お母さんは子供に安心感を与え
お父さんはお母さんから子供を自立させることがそれぞれの役目だそうです。

もし、私が片親だったら、ひねくれていたと思います。
今でも十分ですが;

だけど、親も一人だからこそ一生懸命頑張っていることにこの手紙を読んで気づきました。

私には両親ともにいるのですが、
感謝していきたいです。

すぐに親に不満に思ってしまう私ですが
ありがとうをいっぱい見つけて感じたいです

コメントNo.13|2007年07月30日 00:17

初めてコメントを書きます。
まだ、このブログがランキングに登録していた頃、まだ、鏡の法則が本になっていないころからずっと、このブログ見てきました。
「鏡の法則」を読んだとき、「そーなんだー」とみんなにコピーして、渡したのに・・・。
当の自分が父に対してなんにも出来ませんでした。
あのころ・・まだ全然元気だったのに・・・。
去年10月末期癌だと宣告され、私達家族は水戸から父の住む大阪に3月引っ越してきて、父を引き取りました。
末期だったのに・・・・。
私は何を勘違いしていたのか「父のこの世での使命はまだ終わってない」「寂しいままで、死ぬはずがない。」「この病気は父が愛に気づくための物で絶対治る」と思いこんでいました。
お世話はしたけれど・・・。
もっと愛を伝えれば良かった・・・。
もっと愛してる事を伝えればよかった。
引き取ってたった2週間もしないうちに再入院。そして、あっという間に頭にアンモニアが回って、正常でなくなってしまい、苦しんで死んでしまった・・・。
意識があるうちに、もっと・・・。
3月と言わず、もっと早く・・・。
「親孝行したいときに親はなし・・・」
「鏡の法則」読んでたのに・・・。
若い頃父に数々の暴力を受けた。父のせいで結婚が2回流れた・・・。
その後した結婚は幸せとは言えなかった。
でも、大阪を離れて19年。年月に流れは大きいもので、段々父を許していた・・・。
いろいろな精神的な事を学び、やっと父に親孝行したい気持ちになっていた。
この6月の父の死・・・。
なんだか、まだ信じられない・・。
貴方は、向こうで幸せですか?
やり残しはないですか?
おばあちゃんに会えましたか?

私は・・、親孝行わやりそびれて、まだ、涙がでる今日この頃です。

そして、今日映像とお手紙読ませていただき、またまた、涙がとまりませんでした。



コメントNo.14|2007年08月03日 11:14

<エンジェルさんへ>
エンジェルさんのコメントを読んで涙が出ました。
大丈夫♪
きっと、お父様には今のお気持ち伝わっていますょ☆

コメントNo.15|2007年08月15日 12:01

野口様、素晴らしい手紙を読ませていただきました。何と素晴らしい息子さんでしょう。またこのサイトを読まれている方々も何と心きれいなのでしょう。 親の立場からの投稿はないと想い、お邪魔させていただきました。私には3人の子供がいますが、未婚者1人、離婚経験者2人と、なかなか幸せを感じられませんでした。その原因は勿論あの方(誰のことかわかりますよね)と一方的に気嫌いし責めていました。ところがつい最近“鏡の法則”を読み、全ての謎が解けました。何十年も苦悩していたことに、一瞬にして解決方法がみつかったのです。とても嬉しいです。これからは多くの投稿者の方々の親御様のように、貴女の子供でよかったと言われる親になります。少しずつ未熟者から成長していきます。有難うございました。感謝します。

コメントNo.16|2008年02月07日 17:53

 母さんの子でよかったという気持ちはお母様には届いていると思います。
子供はちゃんと親を選んでこの世に生まれると思っています。私も母と父に生まれてよかったと心から思います。帰省時に伝えました。18歳と19歳の娘達にも生まれてくれた感謝を言葉にしました。私の心には幸せが広がっています。
本人が幸せな人生と思える生き方をすれば親孝行、娘達にはそう伝えています。
お母様は娘としてか孫としてかきっと身近に来てくれるでしょう

コメントNo.17|2008年07月21日 11:11

自分が不甲斐ないばかりに‥
一緒に住んでいる親に感謝の言葉を伝えても‥
すぐに元の自分に戻ってしまう><

私も片親で母親で、姉がいるのですが‥
自分の今の状況を、どうしても人のせいにしてしまう><
自分が立ち直るためには‥、家族と仲良く維持できるには‥、どうすればいいのか‥

自分も家族も両方良くなっていくには‥
う゛~~~~~~~ん゛><><><!!!

自分に力がないのは、お母さんのせいでも姉のせいでもない!
周りのせいでも人のせいでもない!

自分の‥中の‥何を変えれば‥なにが原因なんだろうか><!

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